21世紀水倶楽部　ITグループセミナー「IT先端技術の活用法」(2005)

• はじめに，導入の目的を明確にすることが重要。「ITを導入すること」が目的ではない。「コスト縮減」あるいは「付加価値アップ」が目的であるはず。
• よくある例：経理システムにIT導入→導入したシステムに合わせるためのデータ作りに徹夜作業。最初に「形」をきちんと決めておかなくてはならない。
• ITの付加価値の一つ：例えばインターネットにおいてTVと同等の配信ができるようになったとして，このことを使いたいかどうか。
• ITは，目的を達成するための「ツール」の一つであり，ITで何がしたいかを明確に。
• 個人でのBフレッツ契約の例：「インターネットに使いたいためではなく，ネットプリント（画像ファイルをショップに送信し，写真プリントを郵送してもらうサービス）に使いたいため」→この結果「ネットプリントのための送信が，ASDLでは1回約1hr必要であったのが，数分にまで短縮」･･･この契約者にとっては，目的が達成されており，コスト（ASDNを解約し新たにBフレッツ契約）を含めても満足ということになる。