2006研究集会報告 NPO法人21世紀水倶楽部 | |||
2006.11.27 | |||
――――――調査研究の最前線―――――― 生活や事業活動によって下水道に流れ込む各種物質はこれまでいろいろ調査研究されてきましたが、最近の新たな知見によりこれまでと違う世界について下水道側としてよく考えなければいけない状況になりつつあるように感じます。流れ込む物質も医学など科学技術の進歩によって急速に変わっていきそうです。 こういう世界に焦点を当て、最前線で調査研究されている研究者の方々からお話しを伺いました。家庭排水に含まれているホルモン、医薬品、亜鉛など微量各種物質、道路排水からの炭化水素などの挙動を教えていただきました。
○あいさつ 安藤副理事長 要旨 ○下水道における内分泌攪乱物質の挙動 独立行政法人 土木研究所水環境研究グループ水質チーム 鈴木 穣 上席研究員 配付資料 講演要旨 1.内分泌かく乱物質の水環境等における実態および挙動 1−1 日本の河川・下水処理場におけるエストロゲン様活性の実態 1−2 エストロゲン様活性に寄与する物質 1−3 環境中におけるエストロゲンの挙動 2.内分泌かく乱物質の魚類影響の評価 2−1 エストロゲンのメダカへの影響評価 2−2 メダカを用いた河川水・下水処理水の評価 2−3 環境水の魚類雌性化影響 3.下水処理場における内分泌かく乱物質の挙動 3−1 下水処理場における挙動調査 3−2 影響因子の検討 ○医薬品による水環境汚染 京都大学流域圏総合環境質研究センター 山下 尚之 講師 配付資料 講演要旨 ・水環境中に残留する医薬品問題 ・水環境における医薬品汚染の実態 ・下水処理過程における医薬品の挙動 ・水環境中の医薬品による生態影響 ○都市排水における炭化水素・重金属の化学形態と毒性 東京大学環境安全研究センター 中島 典之 助教授 配付資料1 配付資料2 講演要旨 ・道路排水中の多環芳香族炭化水素類 ・底生生物消化管液を用いた毒性影響評価 ・全亜鉛環境基準と下水処理水中亜鉛の化学形態 休憩後 ○質疑 質疑要旨
場所 虎ノ門パストラル 新館6F 「ヴィオラ」 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-1 TEL.03-3432-7261(代) |