木更津の干潟(盤州干潟)見学会報告-1 2011/08/03
                              NPO21世紀水倶楽部   亀田泰武
 3回目となる木更津の干潟見学会を企画しました。大震災で世の中の流れが変わり、気がついたらもう8月。しかも木更津の潮干狩りは8/3で終了となるので慌て最終日に実行することにしました。。ここの終了は通常8月下旬ですが、今年は震災の影響でお客が少なく、はやじまいに。見学会参加者は清水副理事長と中西会員。
当日の潮の状況ですが、新月大潮の2日後で、満潮が6:53の203cm、19:30の207cm、干潮が1:03の71cm、13:19の41cmでした。
 干潟に行く途中橋の上から見たら、潮が引ききっていない潮干狩り場に小さい漁船が15艘も。潮が引く前にいなくなりました。係の人に聞いたら、鋤簾でアサリを取っていて、今年は沢山いるから大丈夫とのこと。事実、ある程度岸を離れたら、けっこうアサリがいました。2006年見学会ほどではないけれど、分布を調べるためあちこち回ってもけっこう生息していて、1kg以上は取れ、2009年見学会よりはずっとましでした。今年はよそから持ってきて撒いたものだけでなく、ここで沢山育ったので数が多く、年によって例えば強風で稚貝が岸に打ち寄せられたりして育たないこともあるとのこと。潮干狩り客が減ったこともあるのかも。
 岸から少し離れたところから取れだし、沖の方にいかなくてもある程度大きなものも取れ、殆どアサリばかり。ただ右(東側)の方では、アサリの姿はなく、バカ貝の稚貝がいくつかという程度でした。
2009年の見学会以降、ずっと状況が悪かったので、生息環境の悪化が心配でしたが、少し救われた感じです。
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干潟への出口から沖の方
 平日ということもあって、お客は少なかった。

取れたアサリ
 30cm四方を掘ってみて、食べられる大きさで6個いました。もう少し大きいといいのですが
ツメタ貝
 軟体部が貝殻の3倍くらいあり、アサリを捕まえて、やすりのような歯舌で貝殻に穴を開け食べてしまうので嫌われ者の貝。小型のものをいくつか見ましたが、こちらも元気。

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