木更津の干潟(盤州干潟)見学会報告 2014/05/16
                              NPO21世紀水倶楽部   亀田泰武
 6回目となる木更津の干潟見学会を企画しました。例年は7~8月の潮干狩りが終わる頃でしたが今年は連休のあとと早めました。最大大潮の平日金曜日に。一般客は少なかったですが、小学校の行事で約500人が。多いようですが、干潟が広いので三々五々といった感じ。
岸からあまり遠くないところで、撒いたと思われる結構大きいアサリが取れました。
 西風が強いため潮が完全に引かず例年の半分くらいしか沖に行けませんでしたが、沖の方では1cmくらいのアサリ稚貝が広く存在し、少し戻ったところでも地元産のような大小のアサリが結構沢山いました。貝殻模様が様々で面白く、これをホームページに載せることに。
                                         アサリの芸術
 大きいものだけをとるようにしましたが帰って測ったら1.3kgも。一方、シオフキとアサリの天敵ツメタ貝は少ない状況で、アサリがあまりいなかった昨年でも、お椀型をしたツメタ貝の卵は結構ありましたが今年は殆どない状況。
 今年は全国各地の潮干狩り場でアサリが取れない状況となり、中止しているところもあると報道されていますが、ここは違って、2006年に次ぐ存在量でした。どうも5月連休のあと、不満の声が多かったので大量にアサリを撒いたらしいのと、自然条件がよく稚貝が順調に育っているためのようです。稚貝が結構多いので来年も期待できそうですがどうでしょうか。アサリの多さにくらべ、シオフキが非常に少なく、マテ貝は殆どいない状況でした。ボラの赤ちゃんにはじめて遭遇。泳ぎが少し違っています。

                               報告書 大野 幸正
最大干潮の1時間前
 すでに人が入り始めている。