2018東京湾大感謝祭出展報告   10/20,21    21世紀水倶楽部 亀田 泰武
 1,はじめに
 東京湾大感謝祭は初開催が2013年秋で、横浜赤レンガ倉庫を中心に週末に開催され、NPO21世紀水倶楽部は昨年まではGKPの出展でのお手伝いであったが、今年から東京湾再生官民連携フォーラム参加団体事務局から案内があり、出展に至った。
 東京湾大感謝祭は、市民や企業、団体と国や自治体がともに、海の再生を考え、行動するきっかけを提供する場として、5会場に分かれ、各種展示、シンポジウムのほか帆船の体験乗船、海上保安庁による救助訓練、釣り教室なども行われるもので今年の参加者は10万5千人。
 このうち赤レンガ倉庫広場では10月20,21の2日間にわたり各種展示やイベントが企画された。
2,展示の内容
 赤レンガ館前の広場にテント村をつくり、展示やイベントが実施された。東京湾再生官民連携フォーラムの共有テント内に参加団体である学校、研究機関、NPOなど18団体が展示、実演を20土、21日の2日間にわたって行った。
 NPO21世紀水倶楽部はパネル3枚、いす2脚を申し込み、屋外展示でも可とした。
その内容は活動概要の説明と内湾の環境に関連する過去の研究集会などの抜粋についてのパネル。また過去に埼玉下水道フェスタで使用したアカエイのクイズパネルを展示。クイズは回答者にカラーボールペンを差し上げた。
 アカエイの写真は2012年7月に干潟見学会で木更津の潮干狩り場干潟の先端まで行ったところ、小さなアカエイが泳いでいたので撮影し、あとで写真を見たら足下の砂の中に多数の大きなアカエイが隠れていたことがわかったので何匹隠れているか当ててもらうもの。刺されなくて良かった。
 興味を持ちそうな人にNPO活動の説明を行った。
 展示スペースはテントとその奥の屋外部分があり、21世紀水倶楽部はテント内から屋外に出るところの屋外側のスペースが割り当てられた。
 当初示された配置案では展示ができないことなどあり、変更をお願いして最終版が遅くなった。テント幕の屋外側にパネルを設置することとなり、その方法が分からず事務局に聞いたりして準備した。クイズのパネルについては見やすいように、イーゼルにパネル設置を行った。
 開催当日の朝でも据え付けなどの時間が取れたが、不安なのとパネルや景品を宅配便で会場に送っていることもあり、前日金曜日午後に集まって作業した。テントの梁からつるすこと、また屋外なので風にあおられないようにすることなど工夫がいり、物置がないため輸送に使った段ボール箱などの置き場所も考える必要があった。
 展示作業については会員9人が参加し、設定や説明のため毎日2~4名が会場に駐在した。

   東京湾再生官民フォーラムのテント 
       水倶楽部の展示はテント奥の屋外   

展示パネルと手前にクイズパネル            

クイズに取り組む親子           
 土曜日の終了後パネルなど外してテント内に置いておいたが、その晩けっこうな雨が降り、ぬらさずにすんだ。
3,参加者
 出展場所は展示場の端の方で、大きくないテントの狭い通路奥の屋外なので、条件はあまり良くなかった。ただ参加が無料で展示物だけ用意すればよく、2日間も開催するのでありがたかった。初日の午前中は来訪者が少なかったが、その後増えた。親子連れが割に多く、景品として用意したカラーボールペン300本は全部配布できた。受け取らなかった親御さんも多かったので来訪者はもっと多かったと思われる。
 テントは各種団体による海の環境に関する展示が主であり、環境問題に詳しい来訪者も多く、活動の説明とともに、いろいろな話を聞くこともできた。
 来年またこのような機会があったら、今年の経験を踏まえ展示物などの内容を工夫して行きたい。
 
      イベントの案内板   多彩なプログラムとなっている