木更津の干潟(盤州干潟)見学会報告 2021/05/28
                      NPO21世紀水倶楽部   亀田泰武
 見学会をはじめたのが2004年からで最初は多摩川河口干潟見学であった。木更津海岸見学は2006年を皮切りに今年で12回目となる。 昨年は新型肺炎により、潮干刈り場も開催が延び、見学会当日となった。今年は緊急事態宣言下ではあるが、潮干刈り場も開催され、金曜日であったが人出は見られた。当初予定していた5/27が大雨の予想となり、予備日の28日の実施となった。見学会の参加者は少なく、総数4名でNPO水倶楽部からは3名。
 集合は5月28日(金)10:00木更津駅西口出口で、そこからタクシーで近くまで。
 当日の潮の状況は、潮位表で東京は26日が満月で、5/28は干潮が12:11の−7cm、満潮が翌日0:34の1cm。
 干潟に降りてみると人出は20人程度。最初に目についたのが去年同様、砂のとぐろで、これはタマシキゴカイ(通称クロムシ)が吐き出した砂。昨年よりも生息密度が上がっている感じであった。タマシキゴカイは砂を食べて有機物を吸収し、とぐろのように砂を吐き出し、底質の浄化を行っている。増えるのは良いが生物相が単純になっているのはあまり良くない感じがする。タマシキゴカイは2016年にも大発生している。昨年多かったシロボヤは全く消えていた。
  岸近くでもアサリはいて昨年同様小さいが、密度は上がっている感じであった。沖に向かったがその途中も小さいのがけっこういた。少し先ではひとつかみの砂の中に10個の小型が存在していた。
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     ーアサリの芸術

 潮干刈り場 遠くに富士山 この時期富士山を見ることはない。昨日の大雨で大気がきれいになったのか。   タマシキゴカイの砂とぐろばかり目立ちます
 タマシキゴカイの砂とぐろ   ひとつかみした中のアサリ。小さいのが10個も。小さいので網袋には入れなかった。