2024東京湾大感謝祭の報告                 亀田泰武           亀田
  東京湾大感謝祭は、市民や企業、団体と国や自治体がともに、海を起点にライフスタイルの転換を考え、行動するきっかけを提供する場として2013 年より開催されている。 昨年に引き続き横浜市役所1階のアトリウムででの開催となった。  
○横浜市役所市役所アトリウムの出展 9/28土,29日
会場スペースが昨年同様狭く、市民団体コーナーでの無料出展はなかった。NPOは安かったがブース出展は有料であった。割り当てられた場所は主会場から通路対岸の場所で両側にNPO等のブースが並び、奥はゆるキャラなどの撮影会場で、一番奥であった。ブースは幅98cmの2連のパネルに、幅98cmの袖パネルで囲むもの。この4枚のパネルに展示物を貼る。
 パネルは、合流式下水道の説明、下水処理場の図解、奇跡の一枚の微生物画像集、鉄道トイレの歴史、NPOの紹介の5枚。イーゼル設置のクイズに誘い、興味のありそうな人にパネルの説明をおこなった。

 クイズはオリンピックで話題になったセーヌ川の水質に関するもので、「セーヌ川の水質が良かったり悪かったり日によって変わる原因はなんでしょうか」。答えは、「けっこうな雨の時、下水が直接セーヌ川に流れこむため」、の他「セーヌ川の水量が変動するため」、「天気の良くない日が続いたあとの晴れの日に皆が一斉に洗濯し、下水の量が増えるため」の3個用意した。
 大人の方は結構悩んでいる人もいたが正答が多かった。子供は多くがすぐ正答を示していた。学校教育のせいかも。
 クイズから、合流式下水道や微生物に話題を移して説明した。昨年と違い、結構最後まで話を聞いてくれる人が多かった。昨年は駅への通路での出展だったため帰る途中の人が多く,今年は会場の奥まで足を伸ばす時間的余裕があった人が多かったせいかもしれない。クイズラリーのスタンプ台が2ブース手前であったため、こちらまで来ずら帰ってしまう人も多かった。クイズ参加者にお渡しした大貫理事製作のひょうたん50個はなくなり、クリアーファイルは230枚なくなった。
 来訪者は2百人程度であったと考える。展示ホール主会場では、GKPが東京ワンダー下水道を出展していた。ステージでは子供達のトイレットペーパーとティッシュペーパーの水への溶け具合いの実験をおこなっていた。
 大感謝祭の準備状況は昨年より少し改善されたようで、個々の出展者ブース案内のあるチラシも作成された。キッチンかーも数台出動し、一台では循環育ちの生産物を使った料理が提供されていた。

○東京湾シンポジウム
  10/18金
昨年と同じく大桟橋ホールで開催。発表は研究機関など6講演、ポスター発表は企業,市民,団体,研究機関,大学等で19枚掲示。


写真1 アトリウム主会場での開会式
 

写真2  NPO21世紀水倶楽部の展示 
 
写真3 水の天使の来訪

写真4 子供達の実験 GKP
 

 セーヌ川のクイズ

パネル 合流式下水道とは

パネル 活性汚泥微生物のいろいろ

パネル 葛西海浜公園のハマグリ
 
パネル 日本の列車とイレの歴史
 
パネル 活性汚泥法の説明