研究集会報告 「東京湾と下水道」 2024/10/25 NPO21世紀水倶楽部 |
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【開催趣旨】 東京湾は、首都圏と直結する重要な湾であり、人口密度の高い流域を擁する事がその特徴である。かつて、東京湾には広大な干潟が広がり、魚介類生産の豊かな湾であったが、高度成長期の沿岸埋立開発ならびに汚濁負荷の増大により、その姿は大きく変わった。1970年代より水質汚濁防止法ならびに東京湾への水質総量規制制度の適用とともに、流域の下水道整備も大きく進み、水質汚濁の状況は大きく改善されてきているが、赤潮や青潮の発生はなお継続し、従来の生息生物が十分に復活していない状況にあると言われている。 本研究集会では、環境、下水道、生態系等のスペシャリストから、東京湾に関わる重要な視点について講演いただき、東京湾を取り巻く社会情勢の変化、地球温暖化も含めて東京湾の水環境保全を考えることにより、これからの下水道のあり方について、どうあるべきかを議論する。なお本研究集会は、(一社)日本下水道施設業協会と共催で開催した。
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