解体工事中のポンプ所 |
ポンプ所の概要
1. 所 在 地:〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1-3-12
(JR秋葉原駅より約600m、徒歩10分)
2. 施設概要:鉄筋コンクリート地上2階・地下1階外、延床面積452.78u
3.施設の歴史:
東京都下水道局「旧和泉町ポンプ所」は、関東大震災前年の大正11年8月、三河島処理場と同時期に稼働し、近隣の汚水を浅草幹線により三河島処理場へ送水する役割を担っていた。
関東大震災では、東京の市街地が火災により広範囲に焼失する中、本ポンプ所がある神田和泉町と神田佐久間町の一角のみが焼失を免れ、地元では“奇跡”と語り継がれてきた。周囲に耐火性のある建物があったことなどに加え、ポンプ所の流入水を用い、住民が必死の消火活動を行ったことが、焼失を免れた要因とされる。そのためこの一帯は、昭和14年に東京府より「関東大震災協力防火の地」として顕彰された歴史を持つ。 |
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