セシウム降下量の推移 
左の図は過去からの日本のセシウム137降下量を示しています。核実験の収束により次第に減ってきましたが、チェルノブイリ事故直後1ヶ月では瞬間的に増えました。右の図は原発事故以来の各地のセシウム137降下量を示しています。事故の時からだんだん減っています。遠くなればなるほど低いことが分かります。現在の東京のレベルは1970年頃くらいとなりました。最近は減り方が鈍っています。
 降下量の単位であるMBq/km2・月ですが、100の場合、1平方メートルに一日3ベクレル降下していることと同じです。なお人が食べ物から摂取する天然のカリウム40は一日50ベクレル程度。
降下量はストロンチウム90についても測定されてきてそのベクレル量はセシウム137と同じ程度です。今回ストロンチウムの放出はなかったでしょうから、こちらの方は増えていないと思います。
 チェルノブイリ事故では遠く離れた日本までけっこうな量のセシウムが飛んできましたので、福島に比べて桁違いの大きな事故であったと思われます

セシウム137降下量その後2020-2021
チェルノヴイリ事故当時の137降下量
 一時的に100を超え、その後数ヶ月で当時のバックグラウンドレベルくらいになっている。

出典 環境放射能データベース