東福寺のトイレ(室町時代)

東司(とうす)
室町時代から続くお寺。このトイレは百雪隠とも呼ばれ、室町時代唯一の東司の遺構で、重要文化財に。大きさは柱間4間と7間(幅14m奥行き35m)
 国宝の三門の西脇にあります。すぐ北が修行の場であった禅堂。浴室は三門の東側に。東福寺は禅寺として京で最大規模の京都五山の一つ。13世紀建立、14世紀に再建


東司ー2
トイレの瓶
三門側(東側)から撮影。柱の間の瓶のようなものがトイレの貯槽。写真ではちょっと原始的ですが当時は床も張ってあり、個室もあった衛生的なものでした。井戸水を使っていたでしょうから、貯槽から地下へしみだしていくことがないようにすることは大事なことです。

 東司は七堂伽藍の一つである重要な存在で、トイレ作法も厳格だったとのこと。