下水道の財源（建設費と使用料）　試行版2006．7.05/07.3.8ｕｐ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｔａ．Ｎｉｎ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下水道使用料と財政

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１，はじめに 　下水道は、私たちが都市生活をおくる上で欠かすことのできない施設です。 下水道がもたらすトイレの水洗化は、快適な暮らしを支える原動力となっていますし、下水道は、近隣に降る雨水（あまみず）を収容し私たちの住居（すまい）を災害からも安全に守ってくれます。 各家庭のトイレや台所、洗濯などで発生する膨大な汚水も、下水道の管(管路)で集め処理場できれいにした後、川や海に戻しています。 このように下水道は、安全・快適な都市生活を支え、私たちの身近のかけがえのない水辺環境を守る重要な役割を果たしています。 しかし、管路は地下に埋設され処理場やポンプ場なども人目につきにくい所にあるため、下水道は、一般の人がその全容を理解しにくい施設と云えます。 特に、下水道の事業がどのようなお金（財源）で成り立っているのかは、最も分かりづらいことではないでしょうか。 下水道事業には、管路や処理場等の施設を建設する費用（建設費）と出来上がった施設を日常的・継続的に維持し管理・運営する費用（管理費）の二つが必要となります。 ここでは、普段あまり馴染みのない建設費や管理費の財源について触れて見たいと思います。