合流式の問題点     合流式下水道の課題
下水排除方式合流式の現状合流式の問題点問題点の改善 |お願い参考HP
 合流式下水道の問題点
 合流式下水道は、雨水及び汚水を速やかに排除し、水洗化の普及促進と浸水対策を同時に進めることができるため、都市部における河川等の公共用水域の水質改善に大きな効果を上げてきました。しかし、強い雨が降った時に下水処理場への流入量をコントロールするため、汚水の一部が処理場を通らず河川・湖沼・海等の公共用水域に放流される未処理水の放流が生じ、衛生上、水質汚濁防止上、美観上からは必ずしも好ましいものとはいえない現状がありました。
写真:
大雨後の日本橋川の浮泥清掃作業


 平成12年9月に東京のお台場海浜公園の海岸で白色固形物(オイルボール)が見つかり話題となりました。これは、家庭や事業所からの排水に含まれる油分や汚物が下水道管の壁面に付着し、固形状になり、強い雨が降った時に剥がれて公共用水域に放流・漂着したものと考えられます。

     写真:東京湾に漂着したオイルボール 

出典)左:今後の合流式下水道の施策のあり方提言(参考資料−追補版)R6.3国土交通省
    右:東京都下水道局 都民のみなさまへお願い|東京都下水道局 (tokyo.lg.jp)