飛鳥水落遺跡-2 漏刻 2019.9(撮影2019.8)  |top1−2|2|2-25-2
水時計作業の想像図
 
現地の説明パネルから。上の槽(漏壺)に水を入れるとサイホンとなっている細い銅管を伝わって下の漏壺に移動していく。
一番下の水槽にたまった量を見ながら刻を知らせた。
 一定の間隔で水を注ぐために、複数の「漏ろう壺こ」と呼ばれる水槽が置かれた。漏壺を複数個設けることによって、水が注がれる最上段の漏壺の水位の変化にかかわらず、中間の漏壺の水位は一定に保たれる。その結果、箭壺に注がれる水量も一定に保たれることになる。水の流れを止めることが出来ないので交代勤務であったのであろう。


建物想像図
 下左写真
  飛鳥資料館の説明図から

銅管   下右写真
 飛鳥資料館で展示